山の夢占い

投稿日 2020.11.26 更新日 2024.02.13
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山に関する夢は、人生や人間の生き様などを意味するシンボルとなります。修練や修行のニュアンスも強くなります。青空を背景にした大きな山を遠くから眺める夢は、夢主がこれから向かうべき目的地や目標のようなものになります。間近で仰ぐように見る山は、運命が大きく変わるチャンスの到来が暗示された吉夢となります。ただし、暗雲が垂れ込めていた場合、この先の運勢はやや難あるものとなりそうです。状況の変化に備えた心の準備をしましょう。山の中にいる夢は、現実における夢主の試行錯誤、強い挑戦心のあらわれとなります。登山中か下山中かで、将来の先行きが見えて来ます。山の高さや斜面の勾配は、そのまま難易度のようなものを意味します。また、夢の中の山で体験したり見たものは暗示性が強く、運気を切り拓くヒントとなります。

登山・山に登る夢

山に登る夢は、夢主が現在取り組んでいる課題や問題を象徴、山の高さや勾配が難易度を示していると言えるでしょう。頂上まで登り切ったならば、夢主の実力に見合ったものになると言えます。自信を持って取り組むと良いでしょう。道に迷うなど、頂上になかなか辿り着けない場合は実力不足を暗示しますが、その苦労は後々に必ずや活かされます。

下山・山を下りる夢

山を下りる夢は、物事の終焉を意味します。それまでの経験を踏まえた新しい目標を早々に打ち立て、次のなる人生のステージに向けた準備を進めましょう。下山した先で出会った人物や見たものが、夢主の次なる運命を大きく切り拓くヒントとなります。数ある夢の中で、山から下山する夢は、過去の人物と出会う確立が高い傾向にあります。相手の言動や持ち物に着目しましょう。

頂上にいる夢

頂上から下界を見下ろすのは(登山中に後ろを振り返るのも含む)、それまでの実践や過程が満足の行くものだったことを意味します。一定の成果や成功も意味します。美しい風景であるのがポイントです。そうでない場合は、やや不満に思う点や後悔の念のようなものがあるのかもしれません。時間を巻き戻すことはできませんが、反省点を洗い出し、次の機会に活かしましょう。

山で遭難する・事故に遭う夢

山で遭難したり事故に遭う夢は、登山中なら夢主の準備不足、下山中なら油断や慢心によるミス、忘れ物などを暗示しています。何らかの思いもよらぬ大きなトラブルの発生を告げている訳ではありませんが、警告性のある夢となるため注意が必要です。後日、夢主の準備不足を指摘され、批判の対象に晒される状況に遭遇するかもしれません。ミスや失念にも気をつけましょう。

雪山の夢

雪山を眺める夢は、忍耐や自重、次なる機会までの待ち時間、待機のようなものを意味します。軽率な行動は控えましょう。冬の雪山登山は強いリスクが暗示されており、現実離れした無理なスケジュールに対する警告となります。早急な目標の見直しも必要です。ヒマラヤ山脈のような聖地として知られる神山であったとしても、あまり前向きな意味合いはありません。

万年雪・冠雪・雪渓の夢

夏山登山のシチュエーションでこれらの残雪を見る夢は、名残や「昔取った杵柄」を意味します。過去の苦労や体験が活かされるチャンスがやって来そうです。ただし、小さいものに限られます。大きいものは雪山の意味合いに近くなので要注意。また、冠雪した山を眺める場合、頂上付近の冠雪のみが吉。山全体の半分以上が冠雪していたなら雪山と同じ解釈になります。

山脈の夢

遥か遠くの山脈を見る夢は、漠然とした将来像、具体性のない未来を意味するシンボルとなります。背景が晴れた青空なら前向きな期待感、曇り空や雨の中なら消極的な不安感となります。山脈が夢主の間近に迫る勢いであった場合、戸惑いや選択することへのためらいを意味する場合があります。夢主と山脈との距離は、時間的な猶予期間を暗示しているようです。

やまびこの夢

夢で山彦(やまびこ)のような現象を体験したら、夢主の人気と評判が上がっていることを暗示、対人運の急騰を告げる吉夢となります。1~2回、ヤッホー等と叫んだのがポイントです。何度も繰り返し大声を上げている様子であったなら、思い通りにならない現実に対する苛立ちやストレス蓄積の警告となる恐れがあります。基本的に夢の中で大きな声を出すのはストレスが原因です。

登山道の夢

物事の過程のシンボルとなります。きれいに整備された登山道なら、幸先の良さを告げる吉夢となります。夢主に対する支援や支持、応援のようなものも暗示されています。また、夢主以外に他の登山者が多くいた場合、現状におけるやり方が、無難な選択肢であることが告げられています。登山道が荒れていたり、他の登山客が見当たらなければ、支援や支持のない孤独な戦いを意味します。

未踏峰の夢

夢の中で見た山が未踏峰と言うシチュエーションであった場合、そのイメージ通り、一番乗りや先手必勝を意味します。栄光や栄誉が告げられており、攻勢に近い積極的な行動が、夢主に思わぬ結果をもたらすかもしれません。一方で、悪い意味では夢主に対する冷やかしや中傷を意味します。周囲のネガティブな声、消極的な意見に負けない気力、強い信念が求められています。

富士山・富士山によく似た山の夢

富士山は大吉夢とされていますが、見知らぬ山でも威迫感や神々しい感じがしたら同じです。向こう数年にわたる長期的にみた夢主の運勢が順調なものになることを告げています。目の前に大きく現れ、仰ぐように見るのがポイントとなります。遠くから薄っすらと見える富士山の山影には、夢占い的な強い暗示性はありません。目標までの遠さを暗示しています。

空に浮かんで見える山・雲の合間から見える山頂の夢

空に浮かんで見えたり、雲の合間から見える山は、幻想のニュアンスが強くなるので要注意。ラピュタなどの天空都市に関する夢と同じで、儚い希望や願いなどを意味している可能性があります。山の夢で吉夢性があるものは、山の根元、山麓まではっきり見えていた場合に限られます。こうした宙に浮いて見えるものは、非現実的な行いに対する注意喚起となる傾向があります。

海外にある山の夢(エベレスト・マッターホルン・キリマンジャロ)

エベレストやマッキンリーのような荒涼とした雪山は強い忍耐、マッターホルンのような尖った山は無謀と言った悪い意味合いが強くなります。デビルズタワーやギアナ高地のような岩山は、そのイメージ通り、周囲との隔絶や孤立、独立独歩となります。キリマンジャロのように八の字を描くよう雄大に広がる山は、末広がりや発展のニュアンスとなり、強力な開運を意味します。

山の形や姿から見るニュアンスの違いについて

上述して来た通り、ほぼイメージ通りの解釈となります。山に関する夢は様々な意味合いに解釈できますが、これほど解りやすいシンボルもないと思います。八の字を描く典型的な山は開運、切り立つような険しい山は無謀や受忍、塔のように高くそびえる山は孤立や隔絶と言ったニュアンスが強くなります。ただし、同じ塔のような山でも、石林のように群立する山は別解釈となります。

山の中で太陽や月を見る夢

夢占いは複数のシンボルの組み合わせから解釈を試みますが、山と太陽の組み合わせは特別な意味が出てきます。山の中にいる夢で太陽も印象的であったなら吉。大志や大望の実現が告げられた超大吉夢となります。ただし、日の出、日の入り、どちらかの場合に限られます。ちなみに、夜の山の中にいてを見る夢は、満月でも忍耐や試行錯誤のようなものが必要であるようです。