方角に関する夢占い
夢の世界における方角や方向感覚は、人生観や価値観、生き方に対する姿勢、考え方などを意味するシンボルです。特定の方角を強く意識したり、その方向へ向かう夢は、現状において最適な選択肢、取るべき行動が暗示されています。夢主の性格や気質もよく表れています。東西南北の順を追って一口に説明しますと、東は希望や期待、西は楽観や安息、南は発展や交流、北は原点や物事の本質、回帰本能のようなものを意味しています。夢の中での時間帯や季節、風景など他のシンボルとの兼ね合いもあるので一概に言えるものではありませんが、ひとつの夢を診断する際の全体的な傾向、大きな基準となります。これらの方角から遠ざかるイメージ、後退するような感覚であった場合、そのまま反対方向の方角の意味で解釈して構いません。
東の夢
太陽が昇る方角である東は、そのイメージ通り「希望」や「期待」を意味する方角のシンボルとなります。方角の夢占いの中でも、もっと縁起が良く吉夢となるシンボルになると言えるでしょう。実際、夢の中で太陽が昇る様子を見たり、朝日を浴びたら大吉夢です。何か新しい物事にチャレンジするには、今が最適な時期であることを告げています。
西の夢
太陽が沈む方角である西は、物事の終焉や再生などを暗示する方角のシンボルとして知られていますが、夢の中で感じた時間帯が夕方や夜などに重なっていない限り「楽観」や「安息」を意味するものとなります。イメージ的にあまり良くないものに感じられますが、地球は絶えず回り続けているように、運気の循環も絶えることがないことを意味しています。気を楽にして行きましょう。
南の夢
夢占いに限らず、南は陽気で明るい方角であるのが世間一般的なイメージ、共通認識として捉えられています。風水の世界でも「火の気」を持つ方角として知られ、活動的な要素の強い方角となります。このため発展や交流など、夢主の運気アップが暗示された方角のシンボルとなります。積極的に行動すると吉。ただし、金銭感覚が麻痺しやすいリスクもあるので、無駄使いには要注意。
北の夢
北は南と真逆なイメージを持たれがちですが、夢の中で雪が降るなどの光景を見たり、寒さのような感覚や変な違和感でも覚えなかった限り、ネガティブな意味合いになることはありません。沈着冷静や落ち着きなど、夢主のクールな側面を象徴していたりします。このため、北は「原点」や「本質」などを意味するシンボルとなります。迷ったら原点に回帰すると運も開けるものです。
北東・南東・北西・南西の夢
これら中間方位の場合、太陽の循環する東西方向をメインに、北や南のニュアンスが影響して来ます。例えば、北東方向の場合なら、東の希望や期待をメインに、北の原点や本質がその夢を解釈する上での鍵となります。何か新しいことにチャレンジするなら、過去を振り返ってみたり、客観的に今の自分を見つめることで運気が開け、成功することが告げられています。
南半球にいた場合の夢
頻度の高い夢見とは思えませんが、南半球にいるシチュエーションの夢であった場合、北と南の方角の夢占いに関しては、解釈をそのまま逆転させて構いません。夢の世界での南半球では「北の夢は南」「南の夢は北」の解釈で診断を行います。ただし、夢の中で南半球にいる意識がないのに、北の空に太陽が昇るのは、自律神経の乱れなどによる体調不良、健康運の低迷が心配されます。