夢占いのやり方とルール

投稿日 2020.11.12 更新日 2023.01.03

夢占いとは何か?

夢占いとは、人が眠りに就いている間に見た「夢」の内容から、その後に取るべき行動を決める占術の一種になります。夢占いは他の占いと違い、特別な能力や感覚は一切不要で、慣れれば誰でも自己診断が行えます。占いを行うためには強い直感力が必要とされ、おいそれと自己診断はできません。占うために必要となる情報(ビジョン)を引き出すためには、それなりの資質や才覚のようなものが要求されます。訓練をすれば後天的に習得はできますが、やはり、誰でもと言う訳にはいきません。感性によるところもあり、習得には向き不向きが明確に分かれます。しかし、夢占いの場合、直感力を意図して働かせる必要はなく、寝ている間に「夢」という形でビジョンが得られます。夢を見ない人はいないはずです。夢占いはタロットに並び、万民に開かれたものだと言えるでしょう。

夢占いに必要なもの

夢の内容は多くの要素で構成されています。具体的には、人や物、場所や時間と言ったものになります。これらは夢占いを行うために必要となる情報で「シンボル」や「サイン」と呼びます。夢の中での感情や感覚、行動なども含まれ、いろいろな種類に分類されています。以降、当サイトではこれを「シンボル」と言葉を統一して解説します。フロイトやユングの心理学を基礎に解釈、意味付けがされており、これらをもとに夢占いの診断を行います。一つの夢には本当に数多くのシンボルが登場して来ます。このため、必ず複数のシンボルを組み合わせた状態で占います。当然、組み合わせ次第で結果も大きく変わって来ます。そこが夢占いの面白いところとなります。シンボルが一つだけしか登場して来ない夢はありませんから、特定のシンボルだけで占うことはありません。

夢占いの基本的なやり方

夢占いは、各シンボルの個別的な解釈を、ブロックやパズルを組み合わせるような感覚で、全体的な解釈を導き出して行きます。初心者は感覚的にむつかしく思うかもしれませんが、慣れれば楽しく解釈が行えるようになります。たった一つのシンボルが違うだけで真逆の解釈となる場合すらあります。それこそ、複数のシンボルの組み合わせから何を読み解くには、直感的な才能や能力が必要になるのではないかと疑問に思われるかもしれません。しかし、見た夢の内容を振り返り、思いついたシンボルの順番が、夢のストーリーと一致しているはずです。特に強く意識することなく自然と序列化できます。それをシンボルの組み合わせと思って頂ければ良いでしょう。あまり深く考える必要はありません。夢の記憶は儚いので、夢日記でも作り記録して行くと良いでしょう。

夢占いのルール

夢占いは「運命の選択」を模索するもので、診断結果に基づき、その後、現実生活で取るべき行動を実行に移すのがお約束です。単に吉凶を判別するだけの受け身的なものではありません。行動に移す必要があります。命を運ぶと書いて運命です。主体的に自ら進んで行動に移さなければ、いつまで経っても運勢は良くなりません。人生は選択を繰り返すことで形作られて行くのです。逆を言えば、運命なんてものは、後からいくらでも望む方向に変えることは可能だと言うことです。もちろん、時に誤った選択をするかもしれません。しかし、それをハズレと思ってはいけません。反省して次に活かせば、その時に最良だったと思われる選択以上のものが次回の選択で得られます。何もせず状況の好転を望むのであれば、時間の無駄となりますので夢占い以外の他の方法に頼りましょう。

夢占いのやり方とルールまとめ

  • 夢占いは「直感力」が不要なので誰でも習得は可能。
  • 人や物、場所など、夢の構成要素は「シンボル」や「サイン」と呼ばれ、ユングやフロイトの心理学で解釈され固有の意味を持つ。
  • 夢占いは必ず複数のシンボルを組み合わせて占う。
  • 夢占いは当日以降から「運命の選択」としての行動を起こす必要がある。