夢占いの診断材料について

投稿日 2020.11.12 更新日 2021.05.12

夢のシンボルの種類

夢占いの診断を行う上で必要となる判断材料「シンボル」は、いくつもの数と種類に分けられます。多くの夢占いサイトでも、辞書サイトのように50音別に分類する等して紹介されています。でも、すべてを暗記する必要はありません。夢占い師さんの個性によって解釈や意味合いは微妙に異なって来ます。また、夢主自身も月日が経過すれば、同じシンボルでも、数年後は違う意味合いやニュアンスに変わって来る場合もあります。とりあえず、朝の起床後の短い時間内で、効率的に高い精度の自己診断が下せるよう、シンボルの分類や区分について理解しておく必要があります。夢日記でシンボルを記録管理する際に必要となるポイント、スキルのようなものになります。シンボルは大きく分けて、以下の「環境的シンボル」「時間的シンボル」「心理的シンボル」となります。

環境的シンボル

人や物、場所、風景と言ったものになります。当然、犬や猫と言った動物もこれ含まれます。夢の中での話となりますので、例え方として違和感を覚えるかもしれませんが、夢の世界において「物理的に存在するもの」「物理的な現象や事象」と言ったものになります。とりあえず、夢占いを行う上で基本となるシンボルで、診断を行う際、最初にパッと思いつくものとなります。どんなささいな物でも大切な意味を伝えている場合があります。夢の中の登場人物が手に持っていた物は、夢占いとしての暗示性が強い傾向にあります。また、色や形からも意味合いを解釈したりします。動物は人間社会を映し出す鏡として作用している場合が多くなります。風景は夢主の心理状態をもっとも反映するものとなります。当然、天気などの気象現象も環境的シンボルに含みます。

時間的シンボル

環境的なシンボルとは別に、朝昼晩と言った時間的な要素もシンボルとして成立し得ます。当然、春夏秋冬と言った季節もシンボルになります。同じ夢でも、夢の中での時間帯や季節が違うだけで、解釈が大きく分かれて来ます。縁起の良いシンボルを見たからと言って、時間帯や季節によって解釈が真逆となる場合すらあります。例えば、朝は物事の始まり、夕刻は物事の終焉を意味する傾向があります。その夢で中心的な印象で登場して来たシンボルが、単体では良い意味を持っていたとしても、夢全体として見た場合、悪い診断結果にならないとも限りません。ちなみに、閉ざされた室内や地下空間にいた夢など、外界の様子が分らなかった場合は無視しても構いません。夢の中に時計が登場した来た場合は、それを頼りに時間帯を解釈すると良いでしょう。

心理的シンボル

喜びや悲しみ、怒りや不安と言った感情もシンボルとして成立します。これらの感情にもとづき、夢主が夢の世界で行動した内容も、夢占いの診断を行う上で重要な意味合いを持つシンボルとなります。何気ない動作や声も、すべてシンボルとして意味を持ちます。触覚や嗅覚などの感覚も心理的シンボルになります。また、数字や文字、色と言ったものも、どちらかと言うと心理的シンボルになるものと考えます。夢主が取り組むべき課題や、問題解決に向けたヒントが示されている場合が多くなります。ただし、特定の数字は現実生活からの影響を強く受けるものであるため、そのまま夢占いの診断に使用できるかどうか慎重に見定める必要があります。例えば、連日連夜ノルマに追われる営業マンは、目標として設定している数値を夢の中で見やすくなるものです。

シンボルについてまとめ

  • 夢の診断は「環境的」「時間的」「心理的」の三方向から見て分析する。
  • 環境的なシンボルは、夢主の人間関係の原理を探るため使用する。
  • 時間的なシンボルは、タイミングや時期などを推し量るために使用する。
  • 心理的なシンボルは、夢主自身の深層心理に迫り、現実生活における問題解決の方法や対策を探し出すためのヒントに活用する。