夢占い師からのお願い

投稿日 2020.11.12 更新日 2021.05.12

本当の自分を知る方法として

夢占いは他の占いと違い、深層意識から浮いて出て来た「本音」や「本心」の欠片を拾い、現実生活とマッチさせた生き方、自分らしく生きる方法を模索するものです。本音と建前の狭間で、自分にウソをついて無理をして生きる不幸な人はやめましょう。自分に対して正直な姿勢になりましょう。また、これは当てのない自分探しの旅とも違います。一方で、現実生活から強い影響を受けているシンボルを診断から除外したり、夢そのものに対する思い切った取捨選択も忘れてはいけません。願望や欲望から占いを曲解、誤った自己診断、虫の良過ぎる自己都合な解釈をしている人は少なくありません。夢占いは偶然の中から必然的な要素を見つけ出す作業です。また、その後の選択的行動が肝心であり、偶然の出来事をただ待って期待するのは夢占いではありません。

信じる信じないは自由

夢占いは他の占いと違い、心理学や認知科学などを基礎にした科学的な側面もあり、強い直感力が必要とされる他の占いとは性質が異なるものです。誰でもやろうと思えば今日からでも始められます。とは言え、信じる信じないは個人の自由です。誰かに何かを強制するつもりはありません。身も蓋もない言い方になりますが、信じなければ騙されたり裏切られることもありません。また、私自身は占いを否定されたり批判をされたとしても何も感じません。たまに、信じないと言う方から厳しい声を受けますが、率直なところ「だから何?」です。その気力と批判のために消耗する時間は、別の何か有益なことに使うべきでしょう。個人的な経験上、占いをはじめとするスピリチュアルなものに、極度に批評や批判をする人に限って科学に疎い印象があります。

明晰夢との関係性について

夢を自由自在、思いのままコントロールすることができたら面白いでしょう。いわゆる「明晰夢」と言うものです。すべて夢の中での出来事になりますから、現実の世界ではできない事、やってはいけない事も平気でできます。最強のストレス解消方法と言われています。ただし、それを日常的に常態化させてしまうと夢占いはできなくなる恐れがあります。意図的にコントロールされた夢に対する診断は不可能です。直感力に頼らなくとも、せっかく、夢と言う形で占いのビジョンが深層意識から得られるのに、明晰夢でそれを無効化させてしまうようなものです。このため、夢占いと明晰夢は相反するもの同士となります。明晰夢でも再現頻度が少なければ、通常の夢見への影響はないと思いますが、このことは頭の片隅に入れておきましょう。

変なものには手を出さない

占いは、現実の日常生活における、ささやかな心の遊戯として楽しんでください。明晰夢もそうですが、こう言った方面に関心を持ち始めると、いろいろなものに興味が沸いて来るものです。おかしなものには近づかないことを強く注意しましょう。オカルトやスピリチュアル的なものに対する関心は程々にしておきましょう。得体の知れない新興宗教や、怪しい自己啓発セミナーと関わってはいけません。残念ながら、スピリチュアルで人生を棒に振る人は本当に多いです。人にはそれぞれ事情はあると思いますが、現実生活で努力できない人が、そんなものに頼ったりすがっても何も得られるものはありません。だったら、宝くじでも買って高額当選の妄想でもしていてください。その方がまだ健全な精神状態と言えます。絶対に変なものには関わらないでください。

夢占いの注意点まとめ

  • 占いに願望や欲望を織り込んではいけません。それは占いではなく、ただの妄想と言います。客観的な思考態度は忘れないよう。
  • 占いを信じる信じないは個人の自由です。
  • 明晰夢で意図的にコントールされた夢は占うことができないので注意。
  • 占いはあくまでも娯楽です。精神世界への深入りは禁物です。